射出成形(Injection Molding)とは、加熱溶融させた材料を金型内に射出注入し、冷却・固化させ製品を作ることをいいます。形状的には、単純な形状から複雑な形状の製品を大量に生産するのに適しており、当社では、80ton~350tonの間の機械を14台保有しています。製品の分野としましては、自動車産業・OA機器関係・建築関係・環境関係など、様々な業種の製品を成形しています。
得意な材料としては、自動車業界でシングルインジェクションにおけるエアバッグカバーを日本で最初に立ち上げたこともあり、エラストマー樹脂の成形を得意としています。
当社では昭和22年10月より成形品事業を開始しております。射出成形機が初めて日本に導入されて、その数年後には当社は成形を開始しておりました。そういった歴史の中で蓄積してきたノウハウを生かし、現在も多様な成形事業を行っています。
シングル・インジェクションにおけるエアバッグカバーの成形を、平成2年1月から日本で最初に行い自動車関係の部品に要求される品質・信頼性に応えてきました。
金型の構造上、成形・取出しが難しいとされるアンダーカット構造の製品について、経験とノウハウを駆使し、様々な方法で取り出しを行い、自動化を行っております。
射出成形の肝の部分とも言える金型は、成形に無くてはならないもの。
お客様からお預りした金型は、一貫したショット数管理を行い、定期的に当社内の金型専門担当者によるメンテナンスを実施。いつでも最適な状態で成形が行えるよう徹底管理を行っております。